呪華 [一人蘭展]
オヒサシブリデス。
アタシが大宇宙のブラザー達と交信しているうちに世の中では年が明けたりなんだりしていたようデスね。
みなさまお元気でしょうか?
ひさしぶりに一人蘭展
Phragmipedium Sedenii
Phrag.longifoliumとPhrag.schlimiiの交配種です。
2002年に購入して以来2年おき位に咲いてます。
んが!
今年は蕾が3つついたのです。
今までは1つしか咲かなかったのですが。
蘭は株自体が大きく充実してくるとたくさん咲いてきます。
蘭を新しく購入して家に連れ帰る。すると1~2年くらい全く動かない奴がいます。
花はおろか新しく根も葉も出さないのです。
新しい環境に慣れるまでの馴化期間が長ーいのです。
アタシ15年間蘭の栽培をしていますが、アタシの栽培技術では回避できません。
まあその間枯れることも無いのでいいんですけど。
でも動き始めると遅れを取り戻すかのように生長します。
(動かなかった分そう見えるだけかも)
生物の種の保存の2大テーマとして「個体維持」と「種族維持」がありますが、まずは個体維持です。
よく「もらった胡蝶蘭が二度と咲かない、しまいにゃ枯れた、蘭は難しい」
という話をききます。
胡蝶蘭が動かない→置物と化す→興味をなくす→水やらない→枯れる
だと思います。
また蘭の栽培は難しいという先入観から早々にお手上げするのでしょう。
胡蝶蘭が咲かない理由のはなし
副題:生物の種の保存の2大テーマ「個体維持」と「種族維持」
ファレノプシス属(胡蝶蘭)は主に熱帯の植物ですが、年中、一日中暑いわけではありません。
ファレノプシス属は地面に生えている植物とは違いほかの木などに張り付いて生育する植物です。
割と高い枝の上にへばりついています。ここは風通しが良いです、ファレノプシス属は風通しの良い場所が好きです。
風通しが悪い所で栽培するとナヨっとした株になってしまいます。
また、木の上は昼夜の温度差が高く、夜間には18℃程度になるのですがそこが大事です。
よく思われている「熱帯植物なので暖かい場所置いて育てる」に落とし穴があります。
間違ってはいないのですが、ずっと25℃くらいの環境で育てるとファレノプシスはあまり花を咲かせません。
余裕で生育できる環境にあるのでエネルギーを「個体維持」に回すのです。
ところが最低気温18℃の環境にしばらく置かれると花を咲かせようと花の芽を作り始めます。(花芽分化といいます)
これは、このままの環境では自分が生育できるかどうか微妙なので、種子を作ってこの寒さを乗り切り
(一般的に種子は環境圧に強い)遺伝子を残そうとするためです。「種族維持」にエネルギーを回すのです。
花を咲かせるという行為は相当なエネルギー消費なのです。花が見物の蘭とてほいほい咲いてるわけにはいきません。
樹木にへばり付いて生育しているわけですから地面と違って根から吸収できる栄養分が貧弱です。
ですので自分にやばくない限りは自分の生存を重視します。蘭は割と長生きな植物なので。(種にもよりますが何十年と生きるのもあります)
蘭を育てていると、枯れる直前にブワッと花を咲かせて散ってゆく事があります。
自分がもう駄目な事を察知して次世代に託すのでしょう。
しばらく咲いてなかった株がいきなり咲くと怖くなることがあります。
閑話休題
なので咲かせるには最低気温18℃程度の場所に1ヶ月ほど置く必要があります。
(もちろんすべてのファレノプシスが同じではありませんが「胡蝶蘭」として売ってるやつならだいたいOK)
胡蝶蘭業者さんは出荷するまでに
・気温25℃以上の栽培温室。(ここでエネルギーを蓄えさせ、大きな株にそだてます)
↓
・最低気温18℃の花芽分化温室。(ここで花芽を作らせます)
↓
・気温25℃以上の花茎育生温室。(ここで花茎を伸ばさせて咲かせます)
と3つの温室を使い分け、咲かせて出荷しているようです。
偉そうに講釈たれましたが、蘭に聞いたわけでは無いのでホントかどうか知りません。
しかもアタシもちゃんと咲かせられているわけではありませんし。
ファレノプシスではありませんが、10年前に買ってきて未だに咲かないのもあります。
これはお手上げです。
どなたかPalumbina candidaの栽培法教えてください。
呪いとともに華開く [一人蘭展]
おいっス。
サッカーなんかにゃまるで興味の無いnyackがきましたよ。
あなた達も日本を応援している振りや、昨日のスポーツニュースで解説員がしゃべってたことを受け売りしてさもサッカーに詳しい振りするのは止めなさい。日本代表の名前5人以上言えるのか?ん?
どうせワールドカップ終わったらサッカーのサの字も話さなくなるんだから。
そんなこんなでサッカー人気に嫉妬しながら日々を過ごすnyackの周りでは様々な呪いの華が咲き散らかしてるのでご紹介。
Phalaenopsis amabilis
ファレノプシス アマビリス
Phalaenopsis(ファレノプシス属)はいわゆる胡蝶蘭
現在お店でみられる白い大輪の胡蝶蘭ほとんどにこのアマビリスの血が流れていると言っても過言ではありません。重要な原種デス。
Phalaenopsis philippinensis
ファレノプシス フィリピネンセ
これはPhal.aphrodite(上のアマビリスの親戚)と以前ご紹介したPhal.schillerianaの自然交雑種でございます。
この株、花付きがよかったのでアタシの地元で行われていた蘭展に出展いたしました。
でも蘭展で隣に置かれた株があまりにド派手だったため全く目立ちませんでした。呪ってやる。
Phalaenopsis lobbii
ファレノプシス ロビー
ちっさいけど胡蝶蘭の仲間です。
幅1.5cm位しか無いです。
Phalaenopsis mannii
ファレノプシス マンニー
丸っこいだけが胡蝶蘭ではありません。
見よこの毒々しさ。
胡蝶蘭ばかりで飽きてきたのでこちらもどうぞ。
Amitostigma keiskei
イワチドリ
日本の蘭です。
本州中部以西に分布します。
これまたちっさいです。が、実に可憐。
なんか人の形………ちょい呪!
さて……久しぶりにやりますか………
リフティング3回以上できない人は呪われろ
「スポーツ中継、油断して大事なところ見逃せ」
イナズマシュート!!!!! 呪いあれwww
呪いの延長 [一人蘭展]
いやぁ…参りましたよ………もう踏んだり蹴ったりで……
踏んだり蹴ったり……
踏んだり蹴ったり
イイじゃないの……踏んだり蹴ったりしてるのはあんたでしょ?
踏まれたり蹴られたりした訳じゃないんでしょ?
あんたに踏まれたり蹴られたりした人はどうなるの?
日曜の夜の憂鬱なnyackですよ……
前回好評だった(と解釈している)一人蘭展。
80株近く栽培していると年中なんかかんか咲いているもので……
逐次アップして逝きます。名付けて一人蘭展エクステンション
?
Phalaenopsis equestris
ファレノプシス エクエストリス
いわゆる胡蝶蘭の仲間ですがよく見る胡蝶蘭は交配種で花が大きく丸くなるように仕立てた物ですがコチラは原種。小型です。
P.equestrisは一般的に唇弁(一番下に付いてる花弁)は桃色がかるのですがコチラは純白の物です。P.equestrisはいろいろタイプがありコチラはP.equestris ver.roseaと思われます。
equestrisとは「騎士の」という意味だそうですが由来はさっぱりわかりません……
Phalaenopsis violacea
ファレノプシス ヴィオラセア
コチラも胡蝶蘭。
あまり胡蝶蘭は香りが無いのですがコレはよい芳香があります。バラのようなシナモンのような柑橘のような……………要するによくわからんのですが良い香りデス。
ちなみに先日ご紹介したフウランはとても良い香りです。バニラのような香りですよ。
さらにちなみにバニラは蘭なんです。Vanilla planifoliaという蘭の果実を発酵させた物なんです。果実の中にはあのバニラビーンズがぎっしり。
コチラviolaceaは「スミレ色の」という意味です。わかりやすいデス。
さて今日も満足。
いっちょ呪っときますか!
線香花火足に落ちれ
夏の呪いあれwww
サボター呪 [一人蘭展]
更新さぼり気味ですね………
nyackちゃんですよ……覚えてますか?
…ほら……あの呪いとかなんとかって…ぶつぶつ言ってた……あの……思い出してくださいね………
先月、探していた宝石を手に入れました。
といっても蘭です。
日本にも関東以南に自生している蘭でフウラン・漢字で風蘭(学名Neofinetia falcata)という蘭なのですが……
これが奥が深い……
このフウランの中でも葉に斑が入ったり葉の形が変わる、花の色が変わるなどして鑑賞価値が高まりさらに日本富貴蘭会http://www.nihonfuukirankai.jp/に登録された物を富貴蘭といいます。
これは江戸中期からの文化でございまして、徳川十一代将軍家斉が愛好家として知られ江戸城内は富貴蘭だらけだったそうです。
蘭というと花を見る物と思いがちですが富貴蘭は葉の形、付け(葉の付け根に現れる離脱層の形状)、根などすべての姿を楽しみます………楽しむそうです…………
nyackにはわかりませんが……
だって葉っぱの付け根見てもおもしくないもん…………「ほほう、これはすばらしい付けですな……」とか……はぁ?……ワカリマセヌ……深すぎ……
nyackは基本線花で選びます。わかりやすいでしょ?
それでこの前地元で行われた蘭展にて発見!( ゜∀゜)=3
通常フウランは純白の可憐な花を咲かせますが
フウラン
「花物」と言われる奴らは桃色や薄紫に色づきます。
富貴蘭 桃源
さあお待たせ……見つけたのはコチラ
その花物の中でも珍しい緑花のにくい奴がコレ
富貴蘭 翡翠
………写真がいまいちですが……(白っぽい花って難しいのよ……)
これが欲しかったのよ……はぁ……
少々お値段は張りましたが……うふん…
花と言えば赤、青、黄色……結構あるけど緑ってあんまりないでしょ?画期的!
ホントはもっと透明感のある緑色です………まさに宝石!まさに翡翠!
まあ………独りよがりデスよ…………………そんなモンでしょ?……趣味なんて……
趣味は蘭の栽培と呪いです……………nyackです………
停めてある自転車ドミノ倒しにしれ
呪いあれwww
参考までに…… http://www.fuukiran.jp/fuukiran/navigation/navi.htm
華呪い [一人蘭展]
突然ですが一人蘭展2005は期間を延長して開催しております。
Paphiopedilum delenatii
Ascofinetia CherryBlossom
とりあえず満足です。
実はnyackの所有している蘭は80株ちょいです。
これを知ると皆、若干ヒキます。
まぁ…ほとんどが2~3号鉢(直径6~9㎝)の小さな蘭なのでたいしてかさばりませんが、中にはリーフスパン(株を中心として葉の左右の広がり)60㎝を越える大物がいて、スペースを圧迫する上に何年かに一度しか咲かないのであまり愛情を受けずに育っています………アダルトチルドレン候補です。
ワーディアンケースというタンスぐらいの大きさのガラスケースがありそこにすべて押し込めてあるので冬でも安心、部屋も結露しません。夏場はベランダに放置プレイです。
nyackは一流の放置プレィヤーを自負しております。
さあ、みなさんも心に呪いの華を咲かせましょう。
シャンプーとリンスの間違いに気づいたのはすでに2回ポンプを押したあとで「まぁ…なんか…まだ汚れてる気がするから…もう一回洗おっ」なんて自分に言い訳しながら髪洗え
呪いあれwww